日本の観光名所といえばやはり富士山ですが、沼津市は「富士山がある風景100選」でも市内の6ヶ所から選ばれているという、絶好の富士山観光スポットでもあるんです!ここでは富士山を含めた沼津市の観光スポットについて紹介していきます。
沼津市の概要
沼津市は静岡県東部に位置する市です。静岡県東部の中心都市で、「沼津都市圏」を形成しています。
この地域は古くから東海道の陸と海の交通拠点となっており、江戸時代には宿場町として栄え、人・物・情報の交流点として中心的な役割を担ってきました。
温暖な気候や、箱根~伊豆半島~富士山へ向かう観光の拠点としても高立地であり、「海の有る軽井沢」とも呼ばれ保養地としても発展しました。
産業ではもちろん水産業が盛んで、アジの開きの生産は日本一の規模であり、最近は魚介類を求めて沼津の港を訪れるという観光客も増えているようです。
沼津港深海水族館
沼津といえばもちろん海!ですよね。海といえば魚、魚といえば水族館ということで、沼津市には「沼津港深海水族館」 という水族館があります。
ここでは、日本一深いという「駿河湾」に生きている珍しい深海生物のほか、世界中の海に暮らす生き物や、普通の人がこれまで知らなかったような海の生物たちがたくさん紹介されています。
2階には世界初の「シーラカンスミュージアム」があり、あの「生きた化石」シーラカンスが2体、冷凍標本として展示されているのが特徴です。
施設は小さめですが、中身は充実している水族館でおすすめです。
場所・〒410-0845 静岡県沼津市千本港町83
電話番号・055-954-0606
アクセス・沼津駅からバスで約15分
大瀬崎
大瀬崎は、駿河湾に約1km突き出ている半島です。ここから眺められる海越しの富士山は特に絶景で、世界的に有名な観光スポットになっています!
また、ダイバーたちが年間を通してにぎわっている海でもあります。日本だけでなく、世界のダイバーに知られている「ダイビングのメッカ」です。
富士山を望めるロケーション、豊かな海の生物相、海水の透明度やダイビングのしやすさなどが人気の理由となっているようです。
この崎は伝承によると、白鳳13年の684年に発生した「白鳳地震」に伴い海底が突然三百丈余も隆起して、島として出現したことが始まりと言われています。
その後は砂洲が形成されて陸繋島となることで現在の姿になりました。半島の最も狭い場所の幅は100m弱になります。東側は遠浅の浜がある湾のため、海流・波が少ないのが特徴です。西側は大きな石がたくさんある海岸になっています。
大瀬崎は海だけが見所ではありません。大瀬崎の近くには「ビャクシン」、イブキの巨木が生い茂っていて、1932年に「大瀬崎のビャクシン樹林」という名前で国の天然記念物に選ばれました。大瀬崎一帯に約130本というビャクシンが群生しており、ビャクシンはヒノキ科の常緑針葉高木で海岸の岩場等にあり、大きくなると幹がねじれたような姿になることが特徴の木です。
場所・〒410-0244 静岡県沼津市西浦江梨
電話番号・055-934-4747
アクセス・沼津駅からバスで約80分
大瀬明神の神池
大瀬崎の先端には、最長部直径が約100mという大きさを誇る「大瀬明神の神池(おせみょうじんのかみいけ)」と呼ばれる池があります。
これは「伊豆七不思議」のひとつで、天然記念物「ビャクシン樹林」に囲まれていながら、海から最短距離の場所は20mほどで、標高は1m、海水が流れ込む日があるにもかかわらず「淡水池」で、ナマズやコイのような淡水魚がたくさんいます。
なぜ淡水池なのかという説には、駿河湾を挟み北方におよそ50kmの距離にある富士山から「伏流水」が出ているとする説や、海水面に従い水面の高さも上下するという説もあり、真相は不明のために、「伊豆七不思議」になっています。「神池」ということからもわかるように神域で、池の調査や魚などを獲ると祟りがあるとされています。
実際に、人が調査することで致命的な環境破壊になる可能性があり、池の底の観察も難しいとために、詳しい調査はされていません。
場所・〒410-0244 静岡県沼津市西浦江梨
アクセス・沼津駅からバスで約80分
大中寺
大中寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、庭にある梅樹が有名です。表門は木造瓦葺入母屋造りで2層になっている桜門は上層が鐘桜で、山門・鐘楼が複合した形式で、1841年の天保12年に建立された、市内で唯一の鐘楼門になります。
鐘は午前10時・日没に2回、突かれていました。特に日没の夕暮れ時に突かれた鐘は「入相の鐘」と称され、この寺の日課としてこの地の人たちから「時の鐘」として親しまれています。 皇室の御料である「恩香殿」「通玄橋」は国登録文化財になっています。
場所・〒410-0006 静岡県沼津市中沢田457
電話番号・055-921-1086
アクセス・沼津駅南口からバスで約15分
沼津アルプス
「沼津アルプス」は、沼津市のシンボルとして親しまれている標高193mの香貫山(かぬかやま)から、横山~徳倉山~志下山~小鷲頭山~鷲頭山~大平山と南に続く山稜線を、地元愛好会が整備して名づけた地域です。
一番標高が高いのは鷲頭山の392mですが、起伏は激しくて鎖を伝い歩く場所もあるため侮ることはできず、登山用装備が必要になります。
この場所はなんといっても眺めが抜群!山稜線まで登れば駿河湾が眼下に見下ろすことができ、富士山もバッチリ見える、まさに大パノラマになっています。
春には桜が、秋には紅葉が楽しめるので、何度でも訪れたくなるスポットです。
香貫山~大平山までは約6時間30分もありますが、各峠があるので体力と相談しながら終着点を調整するとよいでしょう。
場所・〒410-0817 静岡県沼津市本郷町32-9(沼津アルプス駐車場)
アクセス・沼津駅からバスと徒歩
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富士山+海の絶好の観光地ですね
沼津観光スポットについてでした。観光地として需要が高い海に加えて、そこから富士山もよく見えることで海外からの観光客にも有名となっているようですね。
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