自律走行ロボットとは、支持された場所まで自律的に移動できるロボットのことです。
今や物流や農業、建築からレストランの配膳や店内清掃など、様々な業界で活躍しています。
単純な移動にも見えますが、ただ目的地まで移動するだけでは活躍できる場が限られてしまいます。
様々な障害物の回避動作や移動ルートの算出などの能力も求められるため人工知能(AI)が採用されているロボットがほとんどです。
人工知能(AI)とは
「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略です。
一般的には機械やコンピュータに経験に基づいた学習を行ったり、論理的な推測をさせることによって、人間が脳で物事を学習していく作業をプログラムする技術のことを言います。
研究者によって解釈は様々なため、幅広い分野でAI技術が使われています。
自律走行ロボットのAI機能
ロボットに様々な行動を学習させることにより、ロボット自身が周囲の環境に対応した行動をとるようになります。
・障害物を回避する
・一定距離を保って追従する
・エリアをマッピングする
・ルートを算出する
このような1つ1つの行動をAI学習させています。
その中からいくつか紹介いたします。
追従機能
人の後ろを一定距離を保ちながら追従することで、農業の収穫作業や倉庫の物流などで大活躍しています。
例えば倉庫で荷物を運搬する際、自律走行ロボットを2台作業員に追従させることで運搬効率が3倍となります。
また、人が先導することによって自由なルート選択が可能です。多くの人や物が行き来する環境でも安全に運搬することができるため導入しやすい機能です。
巡回機能
決められたルートやエリアを巡回する機能です。身近な環境では掃除ロボットや空港の巡回などで活躍しております。
事前に環境をインプットさせることでエリアをくまなく清掃したり、決められたルートをカメラを乗せて定期的に巡回することで、清掃員や警備員などの役割をロボットが担っています。
ランドマーク機能
繰り返し作業をしていると、軌道がずれてしまったり隊列が崩れてしまうこともあります。
そこでランドマーク機能を使うと、決められたマークを目印に座標の修正を行ったり、環境データのアップデートなどを行うことができます。
まとめ
機能を組み合わせることで、同じロボットを様々な業界で使用することができ、導入も大規模な機材などは不要なため今後も様々な場面で自律走行ロボットを目にすることが増えるでしょう。