ラジコン雑学

電動ラジコンの動力源!モーターについて

投稿日:2018年4月8日 更新日:

ラジコンのパーツにはモーターというものがあります。モーターも、ラジコンを動かすために重要な役割をもっています。今回はこのモーターについて説明してみましょう。

現在もっともポピュラーな「ブラシモーター」

電気を動力とするラジコンカーのモーターには、大きく分けて「ブラシモーター」と「ブラシレスモーター」という2種類があります。

普通の組み立て式ラジコンカーを買うと、セットとして入っているのがブラシモーターです。

ということで、ラジコンを始める人が最初に使うのはやはりこのブラシモーターでしょう。通常はRS-540タイプというもので、これには「エンドベル」という、モーターの後ろが外れていて分解できるものとできないものがあります。

外れないものはローター(回転体)のコミュテーター(特定の電動機・発電機において回転子・外部回路間で定期的に電流の方向を変える回転電気スイッチ)に電気を伝えるブラシの取り外し・交換ができません。

この場合、「ブラシ」部分が減ったりモーターの部品に問題が起きた場合は修理は不可能になるので使い捨てとなります。しかしその分、メンテナンスをしなくてもいいことを前提にした設計のため耐久性がとても高く、また安価で購入できるのもポイントです。

もうひとつは進角調整ができないため、モーターの性能差が少ないことが特徴です。これを生かして540モーターだけを使うレースがあり、マシンごとのスピード差を無くした状態で、純粋にドライビングテクニックだけを競えるため人気があるレースになっています。

初心者はやはりこのタイプのモーターを選ぶのがおすすめです。

通常の組み立てラジコンのブラシモーターにも慣れ、そろそろステップアップしたいという人に最適なモーターがタミヤの「RS-540スポーツチューン」でしょう。

このモーターは、標準的なモーターであるRS-540モーターをベースにして、ローターの巻線を変え、進角をつけたことにより、バッテリーの消費をおさえながらパワーも強化できるため、モーターをチューンアップするときの第1歩として最適のモーターとなっています。

このモーターの性能をさらに発揮させるために、軸受け部分のフルベアリングもおすすめです。

「スーパーストックTZモーター」と言うモーターはエンドベルが外せるので分解することができて、消耗品のブラシ・ローターの交換が可能で、進角調整・ローターの巻き線数を変える等でチューンナップができます。これには「ストックタイプ」「モディファイドタイプ」があります。

ストックモーターはローター1極に23回の巻き線が巻かれている「23ターン」が代表的です。

これはスピード・出力特性がしやすくて、メンテナンスもあまり細かくする必要もないため、540タイプからステップアップする場合に最適なモーターとなっています。この23ターンだけを使うレースも行われていて、ドリフトカーにおいても多く使われています。

モディファイドモーターは完全な上級者向けで、スピードが非常に速くなるのがメリットですが、バッテリー1パック、5分くらい使用する毎にモーターのメンテナンスが必要になるという、超マニア向けモーターと言えるでしょう。

近年注目されているブラシレスモーターが発売されるまではモーターの最高峰であったモディファイドモーターも、取り扱いの難しさと高価格のため、現在は使用するユーザーも減っています。

 

新世代のモーターとされる「ブラシレスモーター」

モーターのもうひとつの種類が、「新世代のモーター」と言われているブラシレスモーターです。ブラシレスモーターとはその名の通り、ブラシが無いモーターになります。

ブラシレスモーター用のスピードコントローラーによってモーターの電磁コイルの磁界を操作、それによってブラシいらずでローターを回転できるという仕組みになっています。

ブラシモーターの540タイプよりも複雑な構造で、スピードコントローラーもブラシレスの専用タイプを使わなければなりません。しかしそれだけ高い性能に耐久性、手間が少ないメンテナンスが特徴で、これからの新しいモーターの定番になるかもしれない存在です。

また、ブラシモーターと比べてアクセルをオフにした時の抵抗が少ないといった特徴を持っていて、スピードコントローラーでアクセルオフ時の抵抗の効き具合を変え、コーナーに進入する時の挙動の調整ができるので、セッティングの幅が広がるというメリットがあります。

さらにブラシレスモーターの中の高性能タイプには「センサー付きモデル」というものがあります。ブラシレスモーターはラジコンを止めたときのローターの角度により、再発信時にガクつくといったことがありますが、この「センサー付きブラシレスモーター」を使用することで、ローラー角度をセンサーが検出、スムーズにスタートすることが可能となります。

ただし、センサー付きブラシレスモーターを使う場合は、センサー監視に対応したスピードコントローラーが必要になるので、ブラシレスモーラーを取り付けるときは、センサー付きにするかどうかを事前に検討する必要があります。

 

長時間使用や負荷の掛け過ぎに注意しましょう

ラジコンの重要なパーツのひとつであるモーターについてでした。どちらタイプのモーターも、長い時間の連続使用、負荷の掛け過ぎをすると寿命が短くなってしまい、最悪では発火の可能性もあります。モーターを熱くさせないように注意しましょう。

初心者はもちろん、ノーマルの540モーターですね。慣れてきたらタミヤのスポーツチューン、次世代のモーターというブラシレスタイプに挑戦してみるのもよいでしょう。

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