みなさんは旅行に行くときに、どのような交通手段を利用しているでしょうか?電車や飛行機などが一般的ですが、車もという手もちろんありますね。
「免許はあるけど車は高い…」という人のために、「レンタカー」というサービスがあります。
今回はこのレンタカーについて、特徴や魅力について説明してみましょう。
レンタカーとは?
レンタカーとは、簡単に言えば「貸し自動車」であり、有料で自動車を貸す事業またはその車のことをいいます。
世界初のレンタカー利用者は、地元女性とデートの予定があって各地を渡り歩いていたセールスマンだったとされています。
日本でのレンタカー事業は、大正時代、運転者付きの車が貸し出されたのが初めてとされています。今では法律で禁じられている運転手付きの車の貸し渡しですが、大正時代は免許を持つ人が少なくて自動車も普及しておらず、希少かつ高価だった為です。
日本のレンタカー業者は、大きく分けて
・自動車メーカー
・その自動車ディーラーを中心に設立されたメーカー系
・他の業種が設立した非メーカー系
・独立系
になります。
ここに、2000年代からはガソリンスタンド・自動車の関連事業者の格安レンタカーという業者が参入しています。
この内、自動車メーカーのレンタカー業者は「トヨタレンタカー」など、みなさんもおなじみでしょう。
取り扱っている車はやはり自社メーカーの自動車に特化されています。
独立系メーカーではやはり「ニッポンレンタカー」が有名ですね。ほかにも、ベンツやロールスロイスなどの海外の自動車をレンタルしている業者もいくつかあります。
2000年代から参入した新業態の格安レンタカーは、これまでの業者よりも安くレンタルできるのが特徴です。
ガソリンスタンドのサイドビジネスだったり、中古車販売のベンチャービジネスだったりします。なぜ通常よりも安い値段でレンタルできるのかというと、業者は中古車のオークションで車を仕入れてコストを削減していて、ガソリンスタンド等を営業店とすることで店舗のコストも削減できるからです。
日本におけるレンタカーの利用条件は、当然運転免許証を持っていることが最低条件となります。
レンタカーの魅力
レンタカーの魅力はどんなものがあるのでしょうか?まず、当然自動車というのは購入する場合、非常に高価ということがあります。1台で300万円前後するし、さらに所有しているだけでも保険料や駐車場の料金、メンテナンスなど、維持費までかかることになります。
その点レンタカーは経済的に自動車を利用することができます。どのように経済的に使うのかといえば、維持費がかからずに「使いたいとき」「使いたいだけ」気軽に車をレンタルすることができるからです。
たとえば引越しは、専門業者に頼むと20万円くらいしてかなり高くなりますが、荷物を後ろに載せられるタイプのレンタカーを使って自分で行えば金額を抑えることができるでしょう。
また、買い物やビジネスなんかでも、ちょっと遠い場所に行くときなんかに使うこともできます。
そして、なんといっても「旅行に使える」という点がありますね!
たとえば、自分の車はもっているんだけどそれは普通の車で、ミニバンタイプの車で家族で旅行に行きたいなんてときにレンタルできるのが魅力です。
このように、目的・人数に合わせたタイプの車を選ぶことができるのがレンタカーのメリットのひとつでしょう。
レンタカーの車両というのはいろいろなタイプがあります。たとえば小回りが利く軽自動車、荷物の運搬のためのトラックや家族用のワゴン車など、用途によっていろいろな車が借りられるし、メーカーも各社取り揃えているので、いろいろなタイプの車を「試し乗り」できるのもレンタカーの魅力です。
たとえば、自分ではとうてい買えそうもない憧れのベンツなんかでもレンタルすることができるのがすごい点ですね!
レンタカーのデメリットは?
では、レンタカーのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。まず、ビデオのレンタルのように、レンタカーにも延長料金が存在します。これが結構高いという点があります。
ガソリンは自費で入れなければならないということもあります。
人気の車では予約が取れなくてすぐに乗ることができずに、2週間くらいい前から予約しないと乗れないこともあります。
また、短距離に使うときには向かないという点があります。短距離ながらタクシーの料金のほうが安くなるからです。
1日50kmの使用では、タクシー料金と比較した場合、2倍以上も料金が高くなります。レンタカーを使うときは、このように距離の計算もしておいてほうがお得になります。
いろいろな車に乗ることができる!
旅行の交通手段のひとつとして便利な、レンタカーの特徴や魅力などについてでした。レンタカーは維持費がかからずに、いろいろなタイプの自動車に乗れるのがよいところですね。
駐車場の料金というのも、けっこう馬鹿にならないんですよねえ。
さらに、ベンツやBMWといった、憧れの自動車に乗ることもできるのが、車好きにはうれしいポイントではないでしょうか?