季節はもう少しで春という感じになってきましたね。春の訪れを感じさせてくれるのが梅の花です。
この時期の花といえばどうしても桜に話題がいきがちですが、満開の梅もまた綺麗ですよねえ。そこでここでは、関東の梅の名所を4つ紹介してみましょう。
まずはその前に、梅の花の見ごろについてです。関東の梅が咲くころは地域により差がありますが、気温が比較的に温かい都内・南関東では2月上旬からだいたい1ヶ月くらいが見ごろとなっています。
北関東周辺では2月下旬から3月の下旬くらいまで梅の花を見ることができます。さらに、その年の平均気温が低ければ多少遅め、平均気温が高ければ多少早めに咲きやすくなっているようです。
偕楽園(かいらくえん) 茨城県水戸市
茨城県の水戸市にある日本庭園、偕楽園は、「関東三大梅林」のひとつという梅の名所です。さらに「日本三名園」のひとつでもあり、世界の都市公園としてはニューヨークのセントラルパークの次に大きな面積を持っています。
園内には100種類3000本の梅が植えられており、毎年2月下旬~3月下旬には「水戸の梅まつり」が開催されています。2016年で120回目を迎えたこのお祭りは多くの観光客で賑わい、キャンドルライトが梅を美しくライトアップする「夜梅祭」にお茶会等、多くの催し物があります。
住所・〒310-0033 茨城県水戸市常磐町1丁目
電話番号・029-244-5454
アクセス・水戸駅からバスで20分
水戸の梅まつり
開催日・2月17日~3月31日
時間・ 6:00~19:00
湯島天神 東京都文京区
都内からすぐに梅の名所に行きたいという人は、東京都文京区にある神社、湯島天神がおすすめです。初春の東京の年中行事として定着していて、毎年40万人が訪れる梅祭りは、2月8日~3月8日まで開催されています。生花展・物産展・日本舞踊・三味線・落語などなど、日本らしさを感じるイベントがたくさんあります。
住所・〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目30−1
電話番号・03-3836-0753
アクセス・JR御徒町駅から徒歩8分
湯島天神梅まつり
開催日・2月8日~3月8日
時間・8:00~19:30(入園無料)
観音山梅の里梅園 栃木県芳賀郡市貝町
栃木県の芳賀郡市貝町にある観音山梅の里梅園では、約4haの梅園に、白加賀・紅梅等の5種類、約3000本の梅が咲きます。園内には遊歩道・駐車場もあり観光にも便利で、毎年開催されている「観音山梅の里梅園梅まつり」では地元の人たちによる多くのイベントがあります。
農産物直売・梅の加工品販売・展望台での歌謡ショー・梅娘との撮影会等、イベントを通し地元の住民の人とのふれあいが楽しめるのも面白いですね。
住所・〒321-3423 栃木県芳賀郡市貝町市塙
電話番号・0285-68-1118
アクセス・真岡鐡道市塙駅から徒歩約30分
観音山梅の里梅園梅まつり
開催日・3月11日~25日
イベント・3月24日10:00~15:00(予定)
・曽我梅林 神奈川県小田原市
神奈川県小田原市の曽我梅林(そがばいりん)では、富士山を背景にして、約35,000本もの白梅が咲き誇ります。
神奈川県の小田原市は、今から約600年前から兵糧用として梅が植えられていた場所とされています。江戸時代には、兵糧用だけではなく鑑賞する花としても見直され、全国で梅の植樹が開始されました。
関東でも屈指の梅の名所として知られていて、富士山と梅を同時に眺められるという、風情が抜群のスポットです。梅祭りの期間中には流鏑馬・小田原ちょうちん踊り・寿獅子舞等のイベントが開催されます。
住所・〒250-0205 神奈川県小田原市曽我別所282
電話番号・0465-42-1965
アクセス・JR下曽我駅から徒歩15分
小田原梅まつり
開催日・2月3日~3月4日
時間・9:00~16:00
関東の梅の名所4選でした。都心から日帰りで行けたりする場所もあるので、思い立ったらすぐに梅の名所を見に…なんてこともできますね。梅もほかの花と同じように見ごろの時期が短いですから、見に行くチャンスを逃さないようにしたいですね。