2月~3月半ばごろは梅の季節ですが、東京のような都心に住んでいると、忙しくてなかなか見に行けないという人もいるのではないでしょうか。
しかし、探してみると東京周辺にも穴場的な梅スポットがあるものです。
ここで、都心からのアクセスも良好な、東京周辺の穴場な梅スポットを紹介してみましょう。
梅の穴場スポットをご紹介
木下沢梅林
八王子市にある「高尾梅郷」は、約1万本の梅が植えられている梅園です。毎年3月になると、春の風物詩として「高尾梅郷梅まつり」が開催されています。
高尾梅郷は、旧甲州街道と小仏川に沿って並ぶ、遊歩道梅林・関所梅林・天神梅林・荒井梅林・湯の花梅林・木下沢梅林・小仏梅林の総称です。
なかでも特に、「木下沢梅林(こげさわばいりん)」がおすすめ!
この木下沢梅林は、約1400本という紅梅や白梅の木が咲き誇る「梅の里」。
東京にこんな梅林があるとは!と驚いてしまうほどです。
特別解放時期には梅林の中も散策できるため、登山客・観光客たちから人気となっています。
住所・東京都八王子市裏高尾町1288−3
アクセス・JR高尾駅からバスで「大下」下車~徒歩7分
大宮第二公園
「大宮公園」は有名な桜の名所ですが、大宮第二公園には梅林があり、紅梅・白梅・しだれ梅・野梅などの梅の木が約650本見られ、2月中旬~3月は「梅まつり」が開かれています。
公園を流れる芝川を挟み遊水地が広がり、その池をぐるりと遊歩道があるので、散歩やランニングにも最適。芝生公園でのんびりできる、広々とした自然豊かな公園です。
ほかにも、テニスコートなどのスポーツ施設、茶室「松籟庵(しょうらいあん)」や、障害を持った人も四季の花を、見る・触れる・ 聞いて楽しめる「香りロード」があります。
住所・埼玉県さいたま市大宮区
アクセス・JR大宮駅から徒歩約20分
京王百草園
日野市の多摩丘陵の一角にある京王百草園(けいおうもぐさえん)は、園内に梅が約800本植えられている梅の名所です。
百草八幡宮の北にある松連寺の庭園は名園として多くの文人が訪れていますが、特に戦前の歌人・若山牧水はこの地を好んでいたそうです。眺望も良いので、日野市の指定史跡/名勝になっています。
丘陵の斜面にある日本庭園で急坂を上るので、体力に自信のある人におすすめ。
住所・東京都日野市百草560
アクセス・京王線百草園駅から徒歩約10分
青葉の森公園
千葉県の千葉市中央区にある県立都市公園の「青葉の森公園」は、自然豊かな公園で、桜・梅の名所でもあります。
32品種・約1000本の梅が、梅園や里の森などに植えられています。
「ネイチャーゾーン」「レクリエーションゾーン」「カルチャーゾーン「スポーツゾーン」があって、陸上競技場等のスポーツ施設、博物館・文化ホール等の文化施設もあるので、 家族連れでいろいろな楽しみ方ができます!
住所・千葉県千葉市中央区中央 青葉町 955−2
アクセス・JR千葉駅からバスで 「ハーモニープラザ」下車~徒歩約4分
青梅市梅の公園
東京都青梅市にある「吉野梅郷」は、かつては関東でも有数という梅の名所でした。
しかし、「ウメ輪紋ウイルス」により2014年にすべての梅の木が栽培されました。
その後、青梅市や地域ぐるみでこの梅林の復活が叫ばれ、2016年には梅の再植栽が政府から認められ、2017年の3月には梅祭りが3年ぶりに開かれ、2019年には約1200本の梅の木が植えられました。
この周囲には「吉川英治記念館」「青梅きもの博物館」等の観光スポットもありますが、山の斜面に約80種1200本の梅が咲く「青梅市梅の公園」は、見ごろの時期になると観光客で賑わいます。
梅だけでなく、年間を通して自然を楽しめる「SNS映え」する公園です。
住所・東京都青梅市梅郷4-527
アクセス・JR青梅線日向和田駅から徒歩約15分
小金井公園
小金井市の小金井公園と言えば「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜の名所として有名ですが 、実は28品種・100本の梅の木も植栽されています。
芳流閣・豊後・一重野梅・八重冬至・見驚・舞扇などの梅が毎年2月上旬~3月上旬に花を咲かせます。
小金井公園の梅は桜と比べてあまり知られていないので、隠れた穴場と言えるでしょう。
住所・東京都小金井市関野町1丁目13−1
アクセス・JR武蔵小金井駅からバス、「小金井公園西口」下車
都心からアクセス抜群!
東京周辺の梅の穴場スポットでした。いやあ、東京周辺にも、驚くような梅のスポットがあるんですね。
冬の終わりごろ、まだ寒い時期に咲く梅は、桜とはまた違った趣があります。
個人的には、真っ赤な梅が一番好きなんですが、みなさんはいかがでしょうか。
都心からのアクセスも良いので、ぶらっと行ってみるのもよいでしょう。