アメリカのBoseという音響メーカーが販売しているヘッドホンに「QuietComfort(QC)」というシリーズがあります。
Bose QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones – Apple devices ノイズキャンセリングヘッドホン ブラック
これは、ただのヘッドホンではありません。とにかく画期的なんです!
ノイズキャンセリング機能とは?
この「QuietComfort」シリーズのヘッドホンには、「ノイズキャンセリング」という機能が搭載されています。
ノイズキャンセリングというのは、簡単に言えば「騒音を低減してくれる機能」です。
専門的に言うと、音は音波ですが、波形のうねりの形と正反対の音波「逆位相」をぶつけることで、2つの音波が打ち消しあうという原理です。つまり、騒音の音波と逆位相の音波を流し、騒音を低減してくれるとうことです。
ヘッドホンの内部には小さいマイクがついており、このマイクが周囲の騒音の音を拾って、その逆位相の音波を発して音波同士を打ち消し合わせることで騒音を低減するという仕組みです。
このようにかなり専門的なんですが、実際に効果があるのかが気になりますね。
ところがこのヘッドホン、自分にとってはちょっと難点があります。
それは、普通のヘッドホンと比べてとんでもなく値段が高いということです。ただ、たしかにノイズキャンセリングという画期的な機能がついているので仕方ないかもしれません。
人の価値観はそれぞれだし、この値段でも普通に買えるという人ももちろんいるでしょう。
でも、ヘッドホンなんて800円くらいのものしか買ったことない身にしてみればこれは衝撃的な値段だったな~。
しかしこの前、どうしてもこのヘッドホンが欲しくてついに買ってしまいました。たしか2年前くらいだったかな。お値段32000円くらいでした。
最近はまわりの騒音がかなりうるさくて嫌だったで、えいままよと清水の舞台から飛び降りる思いで買っちゃいましたよ。
現在はコードレスになった「QC35」が販売されているのでいまさらかもしれませんが、
Bose QuietComfort 35 wireless headphones II ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン Amazon Alexa搭載 ブラック
ここで2年間「QC25」使ってみたレビューをしてみましょう。
2年間使用した「QC25」のレビュー
まず、当然ながらノイズキャンセルの効果について。
ヘッドホンの横にあるスイッチをオンにすると緑のランプがついてノイズキャンセルがオンになります。
ノイズキャンセルの効果は、たしかに低音の騒音の低減に効果が感じられました。たとえば車のエンジン音や換気扇といった、連続する低音の音がかなり抑えられます。
ただし、単発的な、人の声のような高音の騒音についてはあまり効果はないようです。ただ、あまり効果はないといってもまったくないわけではないという感じでしょうかね。
この辺は、次回以降もっとがんばって欲しいところですね~。
元々ノイズキャンセルというのは、Boseの創設者であるボーズ博士が、強烈な飛行機のエンジン音をなんとかするために考案した仕組みなんだそうです。
そういうこともあって、ノイズキャンセルは特に低音の連続音に効果があるということなんですね。
あと、自分はマンションの騒音に悩んでいるんですが、そういったものにも効果があると思われます(実際に自分はあまりそのためには使ってなくてイヤーマフなどを使ってるけど)。
こないだ外の工事がうるさかったときにやってみたら、やはり効果が感じられましたね。
工事の音はほとんど聞こえなくなりました。
あと意外だったのは、こないだなにげにパソコンのキーボードを叩きながらノイズキャンセルのスイッチをオンにしてみたら、キーボードを叩く音が小さくなっていた!
それからもうひとつ特筆すべきは、装着感がとんでもなく良いということです。
これはすごいですね。今まで自分がつけたヘッドホンで一番装着感がよいヘッドホンでした。
海外のレビューでもそういう意見が多いようですね。
やはり、飛行機のなかで長時間装着することを想定しているのでしょう。
なんというか、「おもてなし感」がすごいです。
それから、これはうれしい不意打ちwという感じなんですが、音がすごく良いんです!
今まで800円のヘッドホンやイヤホン使ってた自分にとっては感動ものですた!
ほんと、音だけで感動~っていう感じです。
よくネット見ると、「高級ヘッドホンは世界が変わる」なんて言われてますが、たしかにそんな感じでしたよ~。
ただそれでも、通な人たちからは「ボーズは作られた音で…」なんて言われてますが、今まで安いヘッドホン聞いてた人ならその音の良さに驚くと思いますよ~。
安いヘッドホンの音が「紙ヤスリ」なら、QC25の音は「シルク」って感じ。こんな例えでわかるでしょうかね。
音のよさに感動して、持っているCDを聞きなおすなんてことになると思いますよ。
実際自分もそうなりました。
最近はパソコンからBGMとして流して聞くだけだったので、CDであまり集中して聞くことがなかったんですが、
QC25で聴いてみると低価格のヘッドホンとは音が全然違って、また音楽を楽しむことができました。
結論としては、かなり高い金額のヘッドホンだけど、値段だけの価値はあったかな~と思います。元は取ったかな~と。
ちなみに、QC35は完全ワイヤレスなんだそうです。
一度ワイヤレスを使ったらもう有線には戻れない快適さらしいですよ。
たしかに、QC25では歩いてると分離式のコードがいきなりすっぽ抜けることが頻繁にあります。
ノイズキャンセルの能力はQC25とそれほど変わらないらしいです。
あえて今、QC25を買う理由はある?
完全ワイヤレスのQC35が発売されているのに、あえて今QC25を買う理由はあるのか考えてみたんだけど、それなりにあるかもと思った。
まず、最大のポイントがQC25の「電池」!
QC25は、QC35も含めて現在一般的な形式のバッテリー充電ではなく、単4乾電池を使うという形式なんですね。
自分が使っていて、これが、なにげに良い面なんじゃないかなあと思ってて。
バッテリー充電だと、たとえばどこかの目的地の途中で切れてしまうとノイズキャンセリングの機能が使えなくなってしまうということがあると思うんだけど、電池式なら予備のものを携帯していればその問題もなくて済む!
これがいいなあと思って、ほんとうはBoseに頼むと金額を払えばQC25をQC35にアップグレードしてくれるらしんだけど、あとで「QC25の電池式は良かったなあ」と思うかもしれないと思っているので、これは取っておくことにしました。
あと、無線式の遅延とか途切れなどの問題も、QC25は当然ないということも、多少はあるかも。
また、専用の機器を買えばQC25のワイヤレス化などができるので、これもいいかもしれませんね。
旅のお供にいかがでしょうか
BoseのQuietComfortヘッドホンについてでした。
自分はこのBoseの「QC25」やEtymotic Researchの「hf5」が旅行のお供になってますね。
Etymotic Researchの「hf5」も遮音性がハンパないんですよ。いずれこのイヤホンのレビューもしてみましょう。
BoseのQuietComfortヘッドホンは、特に飛行機のエンジン音のような連続した低音の騒音の低減に効果があります。
自分は乗ったことないですが、飛行機の騒音ってすごいんですよね。
ということで、BoseのQuietComfortヘッドホンは旅行だけでなくビジネスにおいても、飛行機や電車の騒音を抑えたいと思っている人にはおすすなヘッドホンといえるでしょう。
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