こないだ「LIFE/ライフ」という映画を見ました。
この映画の主演はベン・スティラーという人で、監督もしてたんですね。
最近よく見かけることがある役者さんです。
内容は、冴えない中年の男が旅をすることで人生を変えていくという話だったんです。
と言うか、この一文のあらすじをこないだひかりtvのガイド誌で見て、それで興味を持って見ることにしたんですよ笑
でも最近、ギャグのアホ映画みたいのなのが多くて、そういうのって大抵つまんないんですよね。
で、これ大丈夫かな、またアホ映画みたいなのだったらすぐ見るのやめようと思ってたんですが、なかなかどうして良い映画でしたよ。
その一歩手前でそっち方面までいかなかったという映画。
最初はすごい冴えない感じが強調されてんですよね。
主人公ウォルターは「ライフ」という雑誌の写真の切り貼りをしている人らしくて、そこでこのライフ誌が時代の流れでオンライン版になるということで、そのために首を切られる人が出てくるわけです、
それでその査定をするためにやってくる男がまた憎たらしいんだけど、こういった感情を見るものに持たせるというのもまた作劇の一つということなんでしょう。
ウォルターは同じ社内にいるシェリルという女性の登録している出会いサイトみたいなとこに申し込むわけですが、つまり奥手なわけですね。
そんでウォルターは空想好きということでこれが独自な感じでよかった。
最初で火事なんかが起きたところを颯爽と飛び込んで、シェリルの犬を助けるなんていうのがいかにもヒーロー映画みたいな感じで表現されてて面白い。
それで主人公は、ライフ誌の最後を飾るという写真が無くなっていたので、これを探すために写真家に会う旅を開始するわけです。
この写真家は、携帯電話も持たずに世界中を飛び回ってるんですね。
シェリスにも助けを借りながら、アイスランドまで行ってそこで小型の飛行機に乗るわけですが、そのパイロットがとんでもない飲んだくれで(笑、ここで主人公は躊躇するんですが、そこでまた空想でシェリルがデヴィッド・ボウイの「Space Oddity(トム少佐)」を歌うんですよ。
今までこの曲は聞いたことあったんですが、詩の内容は知らなかったんですよ。
ということで、こんな詩だったんだということが分かってよかったです。
これはつまり、宇宙飛行士の第一歩見たいな詩なんですね。
これは「何かを踏み出す時の第一歩を表している曲」ということで、それを聞いて主人公はこのひどい飛行機に乗る決心をしたわけです。
そんでその後、船に乗ったりスケボーで長距離旅したりw、なんやかんやいって旅していく過程が面白かったです。
そして、なんとヒマラヤの頂上まで行っちゃうんですよ。
そのヒマラヤの頂上で出会いサイトの管理者から電話がかかってくるシーンがあるんですが、ヒマラヤの頂上で電話なんて繋がるんですねえ、知りませんでした。
最近できるようになったとか。
で、やっとのことで写真家と出会うんですが、この役者誰かなんか見たことあるなと思って調べてみたらショーン・ペンという人でした。
あーやっぱりという感じでした。
ところで、自分的にはジョニー・デップとショーン・ペンの区別がつきません 笑
あと、主人公の母親もシャーリー・マクレーンという有名な女優だったみたいで、結構なキャストになってました。
そんなこんなでヒマラヤから帰ってから出会い系サイトの男と話すわけですが、そいつも言うようになんか冴えなかった男がなんかワイルドで凛々しくなってる笑
で、最後はめでたくシェリルといい感じになって、今まで謎だった写真の正体が判明するんですが 、それは主人公の姿だったんですね。
でも、これよくあの嫌味なアイツが許可したな、と思った笑
そんなこんなで、このブログも見れば分かりますが、旅行好きな自分としてはすごく楽しめた作品でした。