埼玉県の北西部にある秩父市は、総人口が約6.2万人の埼玉県で最大の街です。秩父山地の内にある秩父盆地に市街地があり、南西から北東に荒川が流れて河岸段丘を造っていて、南東には特徴的な武甲山がそびえています。
今回は秩父周辺の観光スポットを穴場を中心に紹介してみます。
三十槌の氷柱
冬の奥秩父の名勝には、「三十槌の氷柱」というあまり知られていないスポットがあります。ここは岩清水が寒さのために凍っている、天然の芸術作品が楽しめる絶景スポットとなっています。
自然の神秘が作り出したような無数の氷柱は見事の一言です!
夜になれば天然の氷柱がライトアップされ、これまた違う趣があります。自然と人工の競演ですね!ただし、期間限定公開で電車の本数も少ないため、行く前には事前のチェックをしておきましょう。
住所・埼玉県秩父市大滝4066
電話・0550-75-2311
三国峠
埼玉県と長野県を結ぶこの峠は、自然の中をゆっくりとドライブしたい人に最適なスポットです。
季節によって変化していく山々を背景にドライブが楽しめます。あたりには野生の鹿が多くいるため、もしかしたら目撃することもできるかもしれません。
埼玉県の道路は舗装がなく、両県ともに外灯がないため、細心の注意も必要になるので注意しましょう。安全運転を心がけましょう。
住所・埼玉県秩父市 中津川
電話番号・0494-22-2211
慈眼寺(じげんじ)
埼玉県坂戸市中小坂にある慈眼寺は、「しだれ桜」が有名です。坂戸市から指定されている天然記念物であり、樹齢は260年以上とも言われています。平地の立地的に珍しい場所にあるのも特徴です。見頃の季節は3月の下旬がオススメとなっています。
しだれ桜のほかにも、「薬師如来像」「聖徳太子七才尊像」「十三権者像」等の文化財や寺宝があって、「目薬の木」とされているメグスリノキのお茶がいただけます。落ち着いた雰囲気があるお寺で、気分を和ませてみてはいかがでしょうか。
住所・〒350-0206 埼玉県坂戸市中小坂285
電話・049-280-2205
アクセス・若葉駅から東坂戸団地行きバスで
秩父鉄道パレオエクスプレス
秩父は、現在の日本で数少ない蒸気機関車の「SL」が現存して走っているスポットとして鉄道ファンの間で有名な土地なのです。昭和19年にできたという蒸気機関車が一日のみ一往復、4月~12月の指定日に走っているので、詳しい運行予定は秩父鉄道のホームページでチェックしましょう。
今では非常に珍しい電車となった蒸気機関車を親子で初体験する機会になるかもしれないので、お子さん連れの観光にも最適ですね!
区間・熊谷駅~「三峰口駅
期間・3月末から12月
武甲山(ぶこうざん)
秩父市~横瀬町の境にある山で、日本二百名山のひとつという「武甲山」は、その頂上から秩父郡を一望できる、絶景観光スポットです。名前の由来は、日本武尊が甲をこの山にある岩室に納めたという元禄時代の頃からの伝説が定着したものです。
秩父地方で総社の「秩父神社」の神奈備山でもあり、ユネスコ無形文化遺産でもある埼玉や秩父を代表するお祭り「秩父夜祭」は、この武甲山と深い関係があると言われています。
山野草が豊富で、石灰岩採掘によって北側の斜面では植生がほとんどなく、そこから見ると白色のように見えますが、他の方向は豊かな森林があります。
このように特徴的な山で、駅付近からも見えたりするので、秩父観光でそれと気付かずに見ていた、なんてこともある山ではないでしょうか。
武甲山の近くに秩父湯元武甲温泉もあるので、疲れた体の癒すこともできます。
住所・〒368-0072 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬
アクセス・西武秩父線横瀬駅から歩き
自然をたっぷり満喫してリラックス
秩父周辺の穴場的観光スポット5選でした。武甲山は、自分も西武秩父駅から出てすぐから見られました。
特徴的な山なのですぐにそれとわかるでしょう。
自然あふれる秩父でリラックスしましょう!