毎日普通に生活していると、だんだんと刺激がなくなってきますね。ここはひとつ、旅行で今まで見たことがないくらいの幻想的な場所に行ってみるのはいかがでしょうか?
世界にはそんなスポットがたくさん存在していますが、実は日本にも多くあるので今回はそのなかから5つ紹介してみましょう。
日本の神秘的スポット5選
白神山地の青池
青森県南西部~秋田県北西部に広がる、標高1000mの山岳地帯が白神山地です。この山岳地帯は、人の影響がほとんどない原生的ブナの天然林が、世界でも最大の規模で存在している稀有な場所です。
特徴はもちろんブナの原生林で、この木は人間にとってはあまり意味のないものだったので、現在まで伐採を免れてきました。
寿命は短く200年ほどですが、倒れたブナもほかの木や生物に必要な栄養分となります。
白神山地でもっとも幻想的な場所は「青池」という、美しい青色をした池です。その水面には周囲の木々が映り込んでホログラムの様になり、さらに神秘的です。
この池がなぜこのような美しい青色なのかというのは、いまだに解明されてないのだそうです。まさに自然の神秘というのがふさわしい場所ですね。
明神池
長野県の明神池は、「河童橋」から梓川上流を登って約1時間の場所にある静かな湖です。上高地の穂高神社奥宮境内にある神域となっていますが、特に早朝・夕方の景色が幻想的で、まさに神域という表現がぴったりのスポットとなります!
上高地は標高1500mの高地にあるので涼しい気候で夏の避暑地としても人気がありますが、新緑の春、紅葉が色づく秋の季節もおすすめで、マガモやオシドリ、高山植物も見られます。
池の周辺をのんびり歩くこともできて、周辺にはたくさんの宿泊施設があるため、観光にはもってこいのスポットといえるでしょう。
住所・〒390-1516 長野県松本市安曇上高地
電話・ 0263-59-2036
アクセス・松本電鉄上高地線新島々駅から上高地行バスで約1時間10分。終点から梓川上流へ歩いて約1時間
茶臼岳
栃木県の茶臼岳(ちゃうすだけ)は、那須連山中央にある成層火山です。ロープウェイで途中まで行くことが可能で、ここから約40分ほど歩いて山頂に登れます。
その山頂まで歩道が整備されているため、登山の初心者でもチャレンジすることができるでしょう。その日の天候によって「雲海」も見ることができるかもしれない、絶景スポットとなっています。
ちなみに雲海とは、茶臼岳のような山などの高度が高い場所から見下ろすと、雲が海のように見えるという表現のことです。山の雲海は、山間部等の放射冷却により霧や層雲が広く発生することで起こる自然現象です。
住所・〒329-3211 栃木県那須郡那須町大字湯本
アクセス・黒磯駅からバス
屋久島
鹿児島県の屋久島は、島の約90%が森林という、豊かな自然が残る幻想的スポットです。ユネスコの世界遺産にも登録されていて、アニメ映画「もののけ姫」の舞台イメージにもなっています。
屋久島を代表するのが「屋久杉」です。これは、屋久島で樹齢1000年以上のスギのことで、この島の強風や多い雨、地質などの自然環境から、抗菌性がある樹脂を多く分泌したため長寿となり、特徴的な形をしています。
抗菌性・耐久性があることから、中世以降は建築材・造船材として開発され、豊臣秀吉の京都方広寺大仏殿建立では、実際に木材が付近の海域~大坂に運ばれたとされています。
現在は「原生自然環境保全地域」に含まれる地帯に群落として残されています。
屋久島で最大の屋久杉「縄文杉」は、放射性炭素年代測定法により樹齢が推定で約2000年以上ということが確認されています。
ただ、まるでジャングルのように自然あふれる場所なので、体力的に観光できるか不安になる人もいるかもしれません。そんな人は「西部林道」がおすすめで、ここは整備された道があるので観光しやすい場所になっています。
大谷資料館
栃木県にある大谷資料館は、深さ30m・広さ2万㎡という、大谷石の地下採掘場跡です。資料館という名前がついていますが、大正8年からの手堀りでの掘り跡~昭和34年から機械化した掘り跡の違いがわかる、岩肌が幻想的地下空間となっています。
まるでピラミッド内部のような、RPGのダンジョンのような空間を歩くことができるので、「ドラクエ」「FF」などのゲームが好きな人にもおすすめです。
特徴的なため、映画・ドラマ等の映像作品で撮影に使われた場所もあります。
住所・〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町909番地
電話・028-652-1232
アクセス・JR宇都宮駅下車後、バスで約30分
【日本旅行】 往復のJRと宿泊がセットになって、こんなにお得!!
実際に行くのは大変そうですが
日本の神秘的・幻想的スポット5選でした。
こういったスポットは、ネットでその画像を見ているだけでも楽しくてほんとにいいですね!
たどり着くまでがなかなか大変な道のりになる場所もありますが、その分訪れたときの感動も格別なものがあるのではないでしょうか?
また機会があれば紹介していきたいと思います。