ラジコンといとば、本体をコントロールするために手に持つ「送信機」がおなじみです。ラジコンを楽しむときに必要不可欠なのがこの送信機とその対であるサーボ等の「プロポシステム」です。
ちなみに送信機のことを「プロポ」とよくいいますが、初心者だとこれは何の略だろうと思ってしまいますよね?
ラジコンの送信機が「プロポ」と呼ばれるのは「プロポーショナル」という言葉の略であり、意味は「比例する」ということで、送信機の操作に比例してサーボ・アンプが動くことから「プロポ」とつけられています。
このなかでも操縦者が直接使うことになる送信機は、ラジコンの操作性を決める重要な装置になります。
ここで、ラジコンのもうひとつの顔である「プロポ」、送信機について説明してみましょう。
進化を続けるラジコンの送信機
ラジコンの操縦者とラジコン本体をつなぐ送信機は、昔から現在に至るまで、日進月歩で進化しています。送信機のメーカーはそのチャンネル数をそのままに性能を最大限引き出す機能を開発する努力を続けてきました。
操縦者が簡単に操作できて、それでいて正確にラジコンをコントロールするという、両立が難しいことを実現するため、送信機のメカニズムは毎年複雑になっています。
現在、なぜこの難しい両立が可能になっているのかといえば、エレクトロニクス・コンピュータ技術の発展に尽きるでしょう。
操作性を大きくアップする液晶ディスプレー、特殊な機能を反映させるスイッチが比較的安いモデルにもつけることができるのは、ひとえにこの分野の技術の発展におけるものです。
ただし、性能のよい送信機があれば操縦者の腕が上がるというわけではありません。走らせることを楽しみたい初心者にとっては、高価な送信機に採用されている多くの機能もあまり意味がないということにもなります。
最近は安価なものでも、ただ走らせるだけなら十分に事足りるものが多いので、あまりお金をかけたくない初心者はやはりこういったものがおすすめです。
トイラジを卒業して本格的なラジコンを買おうと思ったら、だいたいタミヤのラジコンということになると思いますが、タミヤはプロポセット一式が販売されているので、初心者はこれが一番おすすめです。
人間工学を利用したデザインで扱いやすく
送信機のデザインにも、一見ではわからないような工夫があります。たとえば最小限の人間工学によって、扱う人間が直感的に操作できるようにできています。
最近のラジコンカーの送信機の主流となっているのがホイールタイプですが、これは実際の車のハンドルの操作により近いような操作が可能となっています。
送信機のチャンネルは2~10で、周波数は27MHz・40MHz・72MHzで電波方式はAM式やFM式などがあって、いろいろなカテゴリーの製品が売られています。
ラジコンの送信機といえば、昔から使われている「スティックタイプ」を連想する人が多いでしょう。私も子供のころはこの「スティックタイプ」に憧れていたものでした。スティックタイプは四角い送信機の前面についているスティックによってラジコンの操作をする送信機で、どの種類のラジコンでも使われています。
スティックタイプ送信機の操作は、実際の車のハンドルと違うステアリング操作、スティックを前後にすることで加速・バックするなど、特殊なものがありますが、このタイプの送信機の操作の正確性が好きという人も多いようです。
私も、ラジコンと言えばこのスティックタイプと思っているので、好きですねえ。
ホイールタイプ送信機は、ステアリングホイールと拳銃の引き金のようなスロットルトリガーでラジコンカーを操作します。
ステアリングホイールと回転させることでラジコンカーの進行方向をコントロールでき、スロットルトリガーを引くことによりアクセル・ブレーキをコントロールします。
ホイールタイプの送信機は本物の車の運転に近いので、車を持っている人ならより直感的な操作が可能となっています。
自分はスティックタイプ送信機が好きですね
ラジコンの顔のひとつである送信機についてでした。ラジコンカーは現在ホイールタイプの送信機が多く販売されていますが、私はスティックタイプも好きなんですよねえ。
なので現在はホイールタイプでラジコンカーを操作してますが、いつかスティックタイプの送信機も買ってみたいです。