みなさんは「夜なかなか眠れない」ことを体験したことがあるでしょうか?自分は何度もあります。
ご存知のとおり、これは「不眠症」といいますね。
経験したからわかるんですが、不眠症ってほんとつらいんですよねー。
おなじく体験したことがある人なら「そうそう!」とわかってもらえるでしょう。
ここではその不眠症について、不眠症の定義、症状などについて説明していきます。
不眠症とは?
不眠症とは、眠りたいときに眠ることができないという「睡眠障害」です。
これが続いて苦痛や機能障害が起きているときは「精神障害」になります。
不眠症はどんな年代の人でもおきますが、女性・高齢者は多く、顕著なのは高齢者とされています。
なんと、日本では60歳以上の3人に1人が睡眠に問題を抱えているそうです。
不眠症は、原発性・二次性・併存不眠症に分類されます。
原発性の不眠症は、医学的・精神医学的・環境的の原因がない場合の睡眠障害です。
二次性不眠症は、身体疾患・精神障害・薬物使用などによるものです。
薬物が誘発させる不眠症の原因として一番多いのがコーヒーなどに含まれていることで有名なカフェインで、娯楽薬・処方薬でも原因になることがあります。
「眠れない」とお医者さんにいくと処方されるのが有名な「睡眠薬」ですが、これは注意が必要な薬です。
睡眠薬を定期的に長い間使っていた場合、「薬物依存症」になることもあって、イギリスでは睡眠薬は最終的な手段にするべきとされています。
ということは、某人気マンガ/アニメのあのおじさんはどうなってしまうんでしょうか(笑)
また、使うとしても数日から数週間の間だけでないといけないとしています。
不眠症の種類
不眠の種類は、
- 一過性不眠症
- 短期不眠症
- 慢性不眠症
という3つの種類があります。
一過性不眠症は1日~数日間の不眠、短期不眠症は数日~3週間の不眠、慢性不眠症は1ヶ月以上の不眠状態が続くことです。
不眠症の症状
不眠症には4つの症状があります。
ひとつの症状を持っている人もいますが、複数を合わせて持っている人が多くいます。
この種類によって治療法が違ってくるので不眠症の人はどれが自分にあてはまるのが把握しておきましょう。
入眠障害
入眠障害は寝床に入ってから30分から1時間以上かかるという症状です。
これは精神的な不安やストレスなどが多いときに発生しやすいとされています。
中途覚醒
中途覚醒は、寝ているときに何度も起きたり、その後寝付けなくなるという症状です。
日本人の成人ではこの症状が最も多いとされていて、中高年ではより多いとされています。
早期覚醒
早期覚醒は、普通よりも2時間以上早く目が覚めてしまうことで、これも高齢者に多いとされています。
熟睡障害
熟睡障害とは、よく眠ったのに眠気が取れない症状で、ほかの症状と併合している場合が多いです。
自分もこれらの症状をいくつか経験してますね。
やはり、複数の症状をかけもっている場合が多いようです。
不眠症が起こる原因は?
では、なぜ不眠症が起こるのでしょうか?
もっとも一般的なのが「生活リズムの乱れ」でしょう。
これは概日リズム(がいじつリズム)、体内時計とも言われています。
約24時間周期のこの生理現象が乱れることで不眠症になりやすくなります。
また、「睡眠衛生」がよくないことで眠れなくなることがあります。
たとえば騒音であったり、コーヒーなどのカフェインなどによって眠れなくなることを経験した人も多いでしょう。
変わったところでは、身体活動によっても原因になることがあるようです。
「運動誘発性不眠症」は、入眠潜時が長くなるという、アスリートがよく経験する不眠症とされています。
そのほかにも多くの不眠症があります。
「精神的生理性不眠症」とは、眠れないということから不安を感じることで、これがさらに不眠を促進させることで、不眠恐怖症とも言われることがあります。
「適応障害性不眠症」とは、日常生活で大きな変化があったときに起こります。
たとえば大きなストレスなどがあり、ホテルのベッドなどでも起きることがあります。これは、私が日頃経験しています!
このブログで旅行についても書いているほど旅行が好きなんですが、「ホテルや旅館でよく眠れない」というのが最大の難点なんですよねー。
そのほかにも、精神や神経、内科的の病気による不眠や、薬などの副作用による不眠症などもあります。
まとめ
不眠症についてでした。
眠りたいのに眠れないのってほんとにツライんですよね!
なにかをしたいのにできないというのは、ほんとに嫌なものです。
不眠症を克服するために、まずはこのように不眠症の症状と原因を理解することから始めましょう。