冬といえば鍋、鍋といえば「すき焼き」を連想する人が多いでしょう。
で、冬の鍋といえば「すき焼き、すき焼き」と多くの人たちが言っているのを聞くにつけ、自分だけは「なぜ?」という思いをしてまして。
自分はこれまで「すき焼き」を美味しいとは感じなかったんですよ。
簡単に言えば「甘いだけの料理」って感じがして美味しくなかったんです。
で、そう思ってたらあの「美味しんぼ」でも海原雄三がすき焼きをけなしてるシーンがあって、「おお!わかってくれるかー!」と思ったわけです。
いわく「すき焼きは牛肉を一番まずく食べる方法だ」とか。
しかもあの海原はんが言っているー!と思ってw
ネット調べてみると海原はんの元ネタであるろ北大路魯山人という食通もすき焼きを「書生食い」って言ってけなしてたんだってさー。へえー。
で、美味しんぼではその後「シャブスキー」なるもの(しゃぶしゃぶとすき焼きのいいとこどりみたいな料理)を披露してて、これを試してみたらたしかに美味かった。
さらに、そのネットで調べたすき焼きの食べ方で、魯山人って人はみりんとしょうゆで食べてたっていうんですね。
これは関西風らしい。
そういえば、関西ではうどんも薄味でとかいいますね(そのかわり塩味があるんでしょう。たぶん)
で、こないだこの関西風すき焼きを試してみたんですよ。
そしたら!
あれま、すんごく美味いではないですか! 😆
あれ、ほんとはこれが皆が言うすき焼きだったってことですか?
わかんないんですが、つまり我が家では今まで市販のめんつゆ(またはすき焼きのたれ)をたれにしていたわけで、これがすき焼きをまずくしていた原因だったわけです。
たれをみりんとしょうゆにすると、これまでの甘いだけの料理がまったくの別物になっていた。
これなら、「すき焼き、すき焼き」っていうのも分かる気がしたなあ。
自分と同じく関東に住んでいて、「すき焼きってみんなが言うほど美味しくないんだけど」と感じている人は、ぜひ試してみてください。